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秋ウコンの特徴と効能

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ウコンと言えば、この秋ウコンを指していると言われるほど一般に広く知られているウコンです。この秋ウコン、沖縄地方ではウッチン、あるいはウッキンなどと呼ばれています。 秋ウコンは、日本では南九州あたりで盛んに栽培されています。秋になるときれいな白い花を咲かせることから、秋ウコンと呼ばれるようになったようです。

秋ウコンは英語名で「ターメリック」と言います。一般には香辛料によく使われたり、食品への添加物等としても広く利用されていますが、使用されるのは主に根茎部です。 この根茎部を乾燥させて、お茶(ウコン茶ですね。)や粉末として使用しています。生で食する場合は、根茎の皮をむき、一度湯通ししてから使用するようにします。

秋ウコンの根茎部は橙色をしており、独特の香りがします。他のウコンと比べると、苦味の少ない秋ウコンは食用として使用されることが多く、近年ではカレー粉の原料やお菓子の着色料としてもよく使用されています。カレーの黄色はウコンの色であるほか、たくあんや黄袋などにも用いられています。
また、特有成分クルクミンが強い色素成分で黄色の着色料としても使われ、キゾメグサとも呼ばれる場合があります。沖縄では昔から衣類や布などの染色料として使用されていました。ウコンで染色した衣類を着ると虫に刺されないとか、防腐作用があるとか言われていたようです。

秋ウコンの特徴は、クルクミンと呼ばれる成分を大量に含んでいることです。クルクミンの効能は多様ですが、特に肝臓の機能改善(肝機能強化、脂肪肝、肝炎、肝硬変)に効果を発揮し、便に水分を与える効能が便秘改善や痔疾の改善に効果を発揮し、コレステロールの改善などにも効果を発揮するとされています。

秋ウコンは他の種類のウコンより丈夫なうえに、他のウコンと比べて耐寒性もあるので、非常に育てやすく保存などがしやすいウコンといえます。

秋ウコン
外観写真秋ウコンの外観写真
学名クルクマ・ロンガ
(Curcuma longa)
本草名鬱金
日本名(秋)ウコン・ウッチン(沖縄)・ウッキン(宮古)・キャン(八重山)
中国名薑黄・黄郁金(オウウコン)
生薬名根茎部は薑黄、塊根を黄糸鬱金
英語名Turmeric(ターメリック)
原産地熱帯アジア
分布・栽培地インド・台湾・マレーシア・インドネシア・ベトナム・沖縄・九州南部・屋久島・種子島
開花期夏〜秋(七〜十月)
草丈約0.4〜1.5メートル
形態【根茎】=ショウガに似て多肉質、外皮は薄い褐色ですが、時間の経過とともに濃い褐色に変化します。中には赤みがかったものもあります。内部は橙黄色〜暗赤黄色で、特有の香りを持ちます。苦味はほとんどありません。
【葉】=先のとがった長楕円形で、表裏とも毛がなくツルツルとしています。またハッキリとした平行な葉脈が走っています。
【花】=夏から秋にかけて茎の間から花序を直立させ、包葉の間に淡い黄色の花を3〜4個ずつ咲かせるほか、花序は大きな緑白色の包葉を鱗のように重ねてつけ、丈夫の包葉は白色の花のように見えます。
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