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春ウコンの特徴と効能
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春になると美しいピンク色の花を咲かせることから春ウコンと呼ばれるようになりました。沖縄では春ウッチンという名前で呼ぶこともありますが、春ウコンの学名はクルクマ・アロマティカ・サルスプリー、本草名は姜黄(キョウオウ)といい、ショウガ科の多年草の植物です。南方の植物であるとされる春ウコンは、日本では沖縄の暖かい気候がもっとも栽培に適しており、本土では春ウコンを育てても殆ど花をつける事はないようです。
春ウコンの特徴として、葉の裏に毛(もう)と呼ばれる毛のようなものが生えていることです。また、春ウコンの根茎はレモン色に近い色をしており、食べると辛味・苦味等の刺激の強い味がします。
春ウコンの主成分としてはクルクミンが多く含まれており、他にもターメロン、クルクモール、フラボノイド、カンファー、アズレン、シネオールといった精油成分が豊富に含まれています。その他にも、リン、鉄、カルシウム、マグネシウム等といった食物繊維やミネラル類など様々な成分も豊富に含まれています。
春ウコンは、ウコン類の中でもとても苦味が強く、料理用としては不向きなので、健康食品に多く使用されているようです。
また春ウコンは、掘り起こした根を放置したままで置いておくだけでも、いつのまにかそこから芽を咲かせているというくらい、大変に生命力が強い植物でもあります。
春ウコン(キョウオウ) | |
外観写真 | ![]() |
学名 | クルクマ・アロマチカ・サリスブリー(Curcuma aromatica salisbury) |
本草名 | 薑黄 |
日本名 | 春ウコン・キョウオウ・黒郁金(コクウコン)・白絲郁金(ハクシウコン) |
中国名 | 郁金・温郁金(乾燥した根茎)。 台湾では根茎の黄味の強いものを大黄、弱いものを次黄 |
生薬名 | 根茎部は薑黄・片薑黄・蓬莪、塊根を温鬱金・鬱金 |
英語名 | Wild Turmeric(ワイルド・ターメリック) |
原産地 | インド・東南アジア・中国南部 |
分布・栽培地 | 中国・台湾・日本 |
開花期 | 春(四〜六月) |
草丈 | 約1メートル |
形態 | 【根茎】=塊状で所々で分岐し、それぞれが分離しやすいのが特徴です。外皮は淡黄色〜茶褐色で、内部の色は真黄色で濃淡があり、刺激性の辛みと苦味を有します。 【葉】=楕円形で先端がとがっています。裏側に短い毛が密集しておりザラザラとしています。 【花】=茎とは別の花をつけるための軸を出して、春に緑白色の葉の間から二個ずつの花を咲かせます。花弁は白色に桃色のしぼりがあり、一見では花弁に見える仮雄ずいは黄色です。 |
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