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紫ウコン(ガジュツ)の特徴と効能

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紫ウコン(ガジュツ)と言う名前は赤紫色の花を咲かせる事と、葉に紫色のスジがあることから事から付けられました。
原産国はインドですが、現在では沖縄をはじめ、中国・インドネシア・バングラデシュなどで自生、栽培されているようです。紫ウコンの正式名称は莪朮(ガジュツ)といい、ショウガ科のクルクマ属の多年草植物です。
日本で紫ウコン(ガジュツ)の栽培に適しているのは沖縄で、本土では紫ウコン(ガジュツ)を育てても殆ど花をつける事はないようです。

紫ウコン(ガジュツ)は見た目、他の種類のウコンと殆ど違ったところはありませんが、根茎の切り口を見てみると他のウコンと全く違う事が良く分かります。違いは他の種類のウコンはクルクミンが大量に含まれているため切り口が黄色なのにたいして、紫ウコン(ガジュツ)はクルクミンが含まれていないため紫色をしているといったものです。紫ウコン(ガジュツ)には黄色い色素成分となるクルクミンが含まれてないかわりに、シネオール、カンファー、アズレンなどの精油成分が大量に含まれており、この他にも30種類あまりの成分が微量かつ多岐にわたって含まれています。その微量成分には、まだ解明されていないものもあります。
ウコンは健康によい食品として広く普及していますが、紫ウコン(ガジュツ)はウコンの中でも薬効がはるかに強く、秋ウコンは食品、紫ウコン(ガジュツ)は薬品、春ウコンはその中間に分類されています。

紫ウコン(ガジュツ)はウコンの中で最も苦味が強いのが特徴で、主成分には、セスキテルピン、クルクメン、クルクモールが含まれています。また、秋ウコンや春ウコンに比べて紫ウコン(ガジュツ)は耐寒性が低く寒さに弱いため、生育や保存がもっとも難しい種類となっています。その為、紫ウコン(ガジュツ)は希少価値の高い植物とされているようです。

紫ウコン(ガジュツ)
外観写真春ウコンの外観写真
学名クルクマ・ゼドアリア・ローズ(Curcuma zedoaria Roscos)
本草名蓬莪朮
日本名紫ウコン・ムラサキガジュツ・白ウコン・弘法(大師)の石芋
中国名莪朮
生薬名根茎部は莪朮・文朮、塊根を緑糸鬱金
英語名zedoary(ゼドアリー)
原産地インド・マレーシア・ヒマラヤ・タイ・中国の一部・屋久島
分布・栽培地インド・スリランカ・東インド諸島・タイ・中国南部・台湾・沖縄・奄美大島・屋久島・屋久島
開花期夏(六〜八月)
草丈約1メートル
形態【根茎】=直径4〜5センチで卵型や梨型に肥厚し、指状の根茎を二奉公に数本出して枝分かれします。春ウコンや秋ウコンの主成分であるクルクミン(芳香性黄色色素成分)をほとんど含まないため、多くの根茎の断面は緑色から青色、または紫色を帯びています。臭いは、強い芳香と苦味のあるのが特徴です。
【葉】=広楕円形で先端がとがっています。葉の中央に赤紫色の主要脈が走っています。
【花】=直立した穂状の花序に大きな緑白色の包葉が鱗状に重なり合い、下部のものは淡緑色、上部は紅紫色になって長く咲き続けます。
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