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ウコンの用途は様々

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日本でも代表的な四種のウコンはそれぞれ多様な効能を持っています。その中でも春ウコン、秋ウコン、ガジュツの三種は、どれも中国医学で言う生薬とされており、さらに上薬(命を養いいくら飲んでも副作用がない最高の薬)に分類されており、すばらしい薬効成分を含んでいます。三種のウコンは似たような効能を持っているものの、秋ウコンより春ウコン、さらにガジュツが応用範囲が広く、効き目が強いということになっています。

薬品としてのウコン…漢方でも上薬に分類されるウコン

紀元前一世紀頃に編纂された中国最古の薬書「神農本草経」の中で、薬の用い方の総論を述べ、各論では356種の薬物を、上薬・中薬・下薬の3つに分類して説明している箇所があります。それによると下の表のように分類されています。

種 類 内 容 解 説
上薬(神仏薬) 命を養い不老長寿を導く いくら飲んでも副作用が無く、何年飲み続けてもかまわない。
中薬(強壮薬) 性を養う まだ病気にかかっていない人が使う強壮強制の薬。成分がやや強めで、時と場合により副作用がでる可能性がある。
下薬(治療薬) 病を治す。 病気にかかった人がこれを治すために飲む治療薬。従って毒も含まれていることから、長く続けて飲んではいけない。

上薬は神仏薬とされているように、長い年月にわたって引用された歴史から、漢方の生薬の中でも最上級のランクに位置づけられたものです。いずれのウコンも命を養う上薬として記載されており、副作用の心配なく毎日飲み続けられる健康薬として愛用されてきたことがわかります。霊芝や高麗人参など、昔から広く人気を集めている生薬も、この上薬に分類されています。

食品としてのウコン

カレーの黄色はターメリックの色食品としてみた場合、秋ウコンが食品としての適応性に優れており、もっとも利用されています。皆さんがよく食べているであろうカレーに使われるカレー粉の30〜40パーセントを占めるターメリックというスパイスは、秋ウコンの粉末です。さらに、布などの染色やたくあんなどの食品に使用される着色料としても広く使われているため、秋ウコンの消費量は他の春ウコンやガジュツ(紫ウコン)の比ではありません。実際に日本で見にすることのできるウコンのほとんどは秋ウコンであるといっても間違いではないでしょう。

昔の人たちは、三種のウコンの中で、薬効が強いけれど苦味が強くて食品には適さないガジュツを薬品に、薬効も期待でき食用にも適する春ウコンを健康食品のような用途に、そして秋ウコンを健康にもいい食品として、うまく使い分けてきたのでしょう。このウコンこそ医食同源・薬食同源を実現した理想の食品であり、薬品であるともいえるのではないでしょうか。

また、クスリウコンはクルクミンなどの有効成分を秋ウコンの何十倍も含んでいるので、原産地インドネシアを始め、日本、中国、ヨーロッパなどでその優れた薬効が注目されてきています。

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